【2歳新馬評価】502万円馬券演出の逃走劇グランヒマラヤ、石川騎手「大型馬特有の緩さや硬さはある」

グランヒマラヤ(カメラ・池内 雅彦)
グランヒマラヤ(カメラ・池内 雅彦)

 東京、阪神の2場開催で土曜、日曜合計7鞍が行われた新馬戦。外厩別では好調続く山元TCが今週も1勝を上積み。昨年上位のノーザンファームしがらき、チャンピオンヒルズ、吉澤ステーブルWESTが勝ち星を挙げた。

【11月26日・東京6R、2歳新馬、ダート1600メートル、稍重馬場=16頭立て】

◆グランヒマラヤ(牡2歳、美浦・松山将樹厩舎、父シルバーステート、母リアライズナラック、母の父フサイチペガサス)500キロ、馬主=飯田訓大、生産牧場=高松牧場

【血統】父は桜花賞2着のウォーターナビレラを出し、4連勝を決めたバトルボーンなど、楽しみな好素材が続々。

【レースVTR】好スタートを決めると内からハナを奪った。外に張るなど若さを見せながらも、直線に入ってもうひと伸び。最後は後続に3馬身半差をつけ、11番人気の低評価を覆し、初陣を飾った。勝ち時計は1分38秒2。3連単は502万2710円の高配当となった。

【コメント】石川裕紀人騎手「まだ大型馬特有の緩さや硬さはあるけど、スタートをしっかり出て最後まで走り切ってくれたのは大きい。テンションが切れちゃうかなというところが見られたので、そういうところをうまく調整していけたらいいかなと思います」

【将来性】★★★  

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

レイベリング   ◇26日東京5R芝1600(真歌トレーニングパーク)

グランヒマラヤ  ◇26日東京6Rダ1600(小国ステーブル)

オーサムリザルト ◇26日阪神4Rダ1800(チャンピオンヒルズ)

クファシルムーア ◇26日阪神5R芝1600(ノーザンファームしがらき)

タスティエーラ  ◇27日東京6R芝1800(ノーザンファーム早来)

ダノンセシボン  ◇27日阪神4Rダ1200(吉澤ステーブルWEST)

イングランドアイズ◇27日阪神6R芝2000(山元TC)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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