【2歳新馬評価】超巨漢・フルングニル、抑えきれないパワーが強みであり課題…川田騎手「いい形で成長していけたら」

フルングニル
フルングニル

 中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計9鞍が組まれた新馬戦。外厩別ではチャンピオンヒルズ、グリーンウッドが2勝ずつを挙げ、昨年上位の山元TC、ノーザンファーム天栄、ノーザンファームしがらき、吉澤ステーブルEAST、吉澤ステーブルWESTが1勝を挙げた。

【12月3日・阪神5R、2歳新馬、ダート1800メートル、稍重馬場=12頭立て】

◆フルングニル(牡、栗東・杉山晴紀厩舎、父イスラボニータ、母ターフドンナ、母の父ドワイエン)562キロ、馬主=社台レースホース、生産牧場=社台ファーム

【血統】サドラーズウェルズ直子ドワイエン産駒の母ターフドンナは独オークス馬。キングマンとの配合でチューリップ賞勝ち馬のエリザベスタワーを出した。

【レースVTR】道中は行きたがるのをグッと抑えながら、逃げるインテンソの外を併走する形。4コーナーでは手応え十分。残り300メートル付近で競り落とすと、最後まで力強く伸び続けて2馬身半差をつけた。勝ち時計は1分53秒4。

【コメント】川田将雅騎手は「競馬通り進みすぎてしまう現状なので。血統的にも難しいタイプですから、いい形で成長していけたらと思います」

【将来性】★★★  

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

フォースターデイズ◇3日中山5R芝1200(ノーザンファーム天栄)

ラックスアットゼア◇3日中山6Rダ1200(吉澤ステーブルEAST)

フルングニル   ◇3日阪神5Rダ1800(グリーンウッド)

イリゼ      ◇3日阪神6R芝1400(ノーザンファームしがらき)

タイセイマンボ  ◇4日中山4Rダ1800(チャンピオンヒルズ)

ディヴァージオン ◇4日中山5R芝2000(グリーンウッド)

トンジンチ    ◇4日阪神5R芝1800(吉澤ステーブルWEST)

インヒズアイズ  ◇4日阪神6Rダ1400(チャンピオンヒルズ)

ワンダイレクト  ◇4日中京5R芝2000(山元TC)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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