◆阪神ジュベナイルF・G1(12月11日、阪神競馬場・芝1600メートル)
デビュー2連勝でもみじSを制して、18年のマイルCSを制したステルヴィオの全妹という良血が光るウンブライル(牝、美浦・木村哲也厩舎、父ロードカナロア)は、G1の大舞台で初めてのマイル戦を克服できるかがカギになる。これまで過去2戦は1400メートル戦で、前走は後方5番手から運ぶ形だったが、スローペースの瞬発力勝負で直線は上がり最速33秒5をマークして、3馬身差をつける完勝だった。
木村調教師は「(調教で)ベーシック的には遊びながら走っているので、まだ伸びしろはある。(距離に関しては)同じ種を持っている兄がマイルCSを勝っていて、阪神のこのコースも対応している。そんなに心配はしていない」と語る。きょうだいでのG1制覇へ、血のロマンが騒ぎ出す。