中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計9鞍が組まれた新馬戦。外厩別ではチャンピオンヒルズ、グリーンウッドが2勝を挙げ、昨年上位の山元TC、ノーザンファーム天栄、ノーザンファームしがらき、吉澤ステーブルEAST、吉澤ステーブルWESTが1勝を挙げた。
【12月3日・中山6R、2歳新馬、ダート1200メートル、良馬場=16頭立て】
◆ラックスアットゼア(牝2歳、美浦・斎藤誠厩舎、父カンタロス、母カムサンデー、母の父リペント)460キロ、馬主=田記正規、生産牧場=米国
【血統】ストームキャット系種牡馬の父は現役時代、米国のダート短距離で3戦3勝で、サラトガスペシャルSなど重賞2勝の快速馬。
【レースVTR】ゲートは決めたが、芝の部分でやや行き脚がつかず、鞍上が激しく手綱を動かして5番手から。ダートに入ると行きっぷりが戻り、道中は外めを手応え良く追走。4コーナーで外から進出すると、最後の直線では力強い伸び脚で前を行くリラスカイをとらえ、首差だけ前に出てゴールに飛び込んだ。勝ち時計は1分12秒9。
【コメント】石川裕紀人騎手「前半が思った以上に追走に苦労した。コーナーでは少し強引な競馬になったが馬の能力に任せて何とか押し切ってくれた。前半ついていけないところが課題ですね。距離はもう少しあってもいいと思いますし、上手に競馬を組み立てられるようになれば上のクラスでもやれると思います」
【将来性】★★★
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
フォースターデイズ◇3日中山5R芝1200(ノーザンファーム天栄)
ラックスアットゼア◇3日中山6Rダ1200(吉澤ステーブルEAST)
フルングニル ◇3日阪神5Rダ1800(グリーンウッド)
イリゼ ◇3日阪神6R芝1400(ノーザンファームしがらき)
タイセイマンボ ◇4日中山4Rダ1800(チャンピオンヒルズ)
ディヴァージオン ◇4日中山5R芝2000(グリーンウッド)
トンジンチ ◇4日阪神5R芝1800(吉澤ステーブルWEST)
インヒズアイズ ◇4日阪神6Rダ1400(チャンピオンヒルズ)
ワンダイレクト ◇4日中京5R芝2000(山元TC)
【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】
1 ノーザンファームしがらき 37勝(31・2%)
2 ノーザンファーム天栄 36勝(32・1%)
3 山元トレーニングセンター 20勝(19・5%)
4 チャンピオンヒルズ 17勝(19・2%)
5 吉澤ステーブルWEST 14勝(21・4%)
6 大山ヒルズ 12勝(26・3%)
7 吉澤ステーブルEAST 11勝(25・4%)
8 グリーンウッド・トレーニング 9勝(17・2%)
9 宇治田原優駿ステーブル 8勝(13・1%)
10 阿見トレーニングセンター 6勝(10・2%)
※競馬サイト「馬トク」からのデータ