【2歳新馬評価】迫力のイン差しタイセイマンボ、マーカンド騎手「外の馬を見て進まないところがあったが最後は突き抜けました」

タイセイマンボ(左)
タイセイマンボ(左)

 中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計9鞍が組まれた新馬戦。外厩別ではチャンピオンヒルズ、グリーンウッドが2勝を挙げ、昨年上位の山元TC、ノーザンファーム天栄、ノーザンファームしがらき、吉澤ステーブルEAST、吉澤ステーブルWESTが1勝を挙げた。

【12月4日・中山4R、2歳新馬、ダート1800メートル、良馬場=15頭立て】

◆タイセイマンボ(牡、栗東・高野友和厩舎、父ホッコータルマエ、母ロージーサンセット、母の父キンシャサノキセキ)542キロ、馬主=田中成奉、生産牧場=カミイスタット

【血統】父の代表馬にジャパンダートダービー3着ブリッツファング、スパーキングレディー2着、兵庫ジュニアグランプリ2着の現オープン・レディバグがおり、砂の鬼の血を引く者、主戦場はやはりダート。

【レースVTR】4番手で直線に入り、鋭く脚を伸ばして先頭に並びかけようとした。一瞬伸びが止まったかに見えるシーンもあったが、最後はしっかりと前をとらえて勝ち切った。勝ち時計は1分56秒3。

【コメント】トム・マーカンド騎手「直線で抜けようとしたら、外の馬を見て進まないところがあった。でも、最後は突き抜けましたね」

【将来性】★★★  ※高野調教師は「大きい馬だから動き切れるか半信半疑でした。パワーホースなので中山の馬場も合いそうだった」とコメント。骨折でデビューが遅れたが、楽しみが広がる。

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

フォースターデイズ◇3日中山5R芝1200(ノーザンファーム天栄)

ラックスアットゼア◇3日中山6Rダ1200(吉澤ステーブルEAST)

フルングニル   ◇3日阪神5Rダ1800(グリーンウッド)

イリゼ      ◇3日阪神6R芝1400(ノーザンファームしがらき)

タイセイマンボ  ◇4日中山4Rダ1800(チャンピオンヒルズ)

ディヴァージオン ◇4日中山5R芝2000(グリーンウッド)

トンジンチ    ◇4日阪神5R芝1800(吉澤ステーブルWEST)

インヒズアイズ  ◇4日阪神6Rダ1400(チャンピオンヒルズ)

ワンダイレクト  ◇4日中京5R芝2000(山元TC)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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