【香港スプリント能力分析】海外競馬通・成田幸穂が連覇を目指すスカイフィールドら有力馬をチェック

 G1香港スプリントが12月11日に迫った。過去5年の調教国別成績では、香港が4勝、2着4回、3着5回と断然。次いで日本が1勝、2着1回となっている。さっそく有力馬をチェックしていきたい。

 連覇を目指すのがスカイフィールド(セン6歳、香・ファウンズ厩舎)。昨年の当レースを振り返っておくと、800メートル通過が45秒83、走破タイムは1分8秒66。4角での落馬事故を考慮しても、タイム面は例年と同水準だった。1番ゲートから最小限のロスで進めたこともそうだが、何より1分8秒台の決着だったことが大きい。

 前哨戦に比べてG1開催時は意外と速くならず、1分7秒台での勝利がないスカイフィールドにとってプラスに働いた印象がある。近走は決着タイムが速く、斤量も他馬より重かった。馬場傾向が例年どおりなら巻き返してくるだろう。

 ウェリントン(セン6歳、香・ギブソン厩舎)はG1・3勝の強豪。休み明け初戦となった2走前のG2プレミアボウルが強い勝ち方だった。ハンデ戦で、2着ラッキースワイニーズより5キロ重い61キロを背負いながら1分7秒78の好タイムで制覇。その反動もあったのか前走G2ジョッキークラブスプリントは6着で、レース後には右後肢のハ行も確認された。陣営によれば現在は回復しているとのこと。実績最上位だけに見限るのは早計だ。

 日本勢ではスプリンターズS組に注目。800メートル通過44秒1の急流だったが、ジャンダルム(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)はラチ沿いの3番手で上手く立ち回ったとはいえ、最後までしぶとく粘って1着。ナランフレグ(牡6歳、美浦・宗像義忠厩舎)は後方13番手から鋭く伸びて3着だった。ここは楽ではないが、道中をロスなく運んで馬群をさばければチャンス十分だ。

 ◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。12月11日(日)ラジオNIKKEI第1「香港国際競走実況中継」に出演予定。

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