9月7日の中山4R・2歳新馬戦(ダート1200メートル=16頭立て)は、4番人気のコパノヴィンセント(牡、美浦・上原博之厩舎、父コパノリッキー)が、デビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分13秒3(良)。
うまくスタートを決めて、流れに乗って好位4番手へ。ロスなく内に誘導して、逃げ馬を見る形で道中は運んだ。直線では追い出しを待って、スペースが空くと外へ切り替えて、最後は力強い伸び脚で2着のスマートブルに1馬身半差をつけた。
佐々木大輔騎手は「スタートもまずまず出てくれて、(外の)4番手になりそうだったので、一歩引いて逃げ馬の後ろにつけました。砂をかぶったり、もまれる経験ができて、それを含めてすごくいい内容で勝てたと思います」と、うなずいた。
上原博調教師は「大型馬でスタートは遅いから、そこだけ注意してもらって、ジョッキーがうまく出してくれた。またダートのこのへん(の条件)で。粗削りなところはあるけど、これからいいところが出てくれれば」と、満足げに振り返った。