日本馬14頭が出走予定の香港国際競走(12月11日、シャティン競馬場)の開催前日の10日、香港ジョッキークラブの馬場担当のパコ・エグゼクティブマネジャーが、今年の馬場について解説した。
今年、香港は例年より高温で、11月の平均気温が過去3番目に高い気温を記録している。そのため、「11月は1・2度くらい高い。それが影響して、ウインターグラスの生育が悪い。丈の長さは変わらないけど、いつもより密集していない。調教師が硬いと感じているようですが、そのためでしょう」と話した。
この傾向は19年に酷似しているとも話したが、その年は、香港カップをウインブライト、香港ヴァーズをグローリーヴェイズ、香港マイルをアドマイヤマーズが勝利するなど、日本馬が大活躍した。パコ氏は、「3年前も関係者に速いと言われた。明日(11日)も天気がいいので、どんどん速くなっていくと思う」。高速馬場なら日本馬が有利か。大きな追い風が吹いてきている。