◆第70回日経新春杯・G2(1月15日、中京競馬場・芝2200メートル)
3年連続で中京開催となったG2のハンデ戦。この舞台(中京・芝2200メートル)で頼もしい数字を残しているのは、昨年のレースをヨーホーレイクで勝っている川田将雅騎手だ。
昨年1月から先週までの約1年間で15鞍の騎乗だったが、騎手別勝利数がトップで【10・1・1・3】の成績。勝率が66・7%に加え、複勝率は80・0%と馬券圏内に来る確率が驚異的だ。2位(3勝)の松山弘平騎手も大きく引き離している。しかも、昨年の1回中京開催の当舞台では騎乗機会7戦で7勝のパーフェクト。相性の良さが分かる。
その川田騎手が手綱を執るパートナーは明け4歳のヴェローナシチーだ。菊花賞(12着)以来となる2戦ぶりの騎乗だが、馬自身も当舞台では京都新聞杯2着、神戸新聞杯5着と重賞で常に上位争いを演じてきた。そこに中京2200の「マイスター」が加われば、鬼に金棒と言えようか。
現在の4歳世代は、2022年の年度代表馬に輝いたイクイノックスを筆頭に世代レベルの高さを示す結果を出してきた。しかも、日経新春杯の過去10年では、4歳馬が8勝をマーク。無冠のエピファネイア産駒には重賞初制覇を後押しするデータがそろった。