◆第64回アメリカJCC・G2(1月22日、中山・芝2200メートル)
昨年のエプソムC以来、2つ目の重賞タイトルを狙うノースブリッジ(牡5歳、美浦・奥村武厩舎、父モーリス)は前走の天皇賞・秋からしっかりとリフレッシュし、立て直された。
3走前の昨年6月のエプソムCで重賞初制覇。道中は好位でファイトする場面も見られたものの、最後の直線では後続を完封。まさに力の違いを見せつけた。さらにメンバーが上がった毎日王冠、天皇賞・秋は5、11着。奥村武調教師は「前走は単純にガソリン切れ。毎日王冠で使い切ったエネルギーが補充しきれていなかった。坂下まではかっこよくきたけど、タンクを満タンにしていけなかったね」と振り返った。
この中間は入念に乗り込まれており、12日には主戦の岩田康誠騎手を背に美浦・Wコースで5ハロン67秒8―11秒9と活気あふれる動きを披露した。トレーナーも「動きはいいですね。馬も勝手を知っている。自分で体をつくっていくし、すぐ感づいてくる。準備は整っている。このクラスからもうひとつ上まで連れていかないといけない馬です」と力の入る一戦だ。