◆きさらぎ賞追い切り(1日、栗東トレセン)
第63回きさらぎ賞・G3(5日、中京・芝2000メートル)に出走するフリームファクシは川田を背に、栗東・CWコースで半兄リューベックを2馬身半追走。直線半ばで並んだが最後は半馬身遅れ、全体時計も6ハロン88秒1と目立たず。しかし、持ったままでラスト1ハロンは11秒4。大きなアクションがなくても抜群の加速ぶりに須貝調教師は「調整程度。やればいくらでも時計は出る。馬の雰囲気はいい」と好調をアピールした。
前走は最初のコーナーまで頭を上げながら追走。向こう正面に入って落ち着き、ラストは悠々と抜け出して1馬身1/4差で完勝した。「ストレスのかかる競馬でしまいがたるくなったけど押し切ってくれた。やっぱり力がある」と指揮官。きさらぎ賞に出走する他陣営からも「あの馬、強いよね」との声が漏れる存在だ。
半姉はG1・2勝のディアドラで「スムーズなレースができれば、将来が楽しみ」と須貝師。3連勝で初タイトルを手にしてクラシック戦線に乗り込む。(水納 愛美)