カナダ拠点に活躍する木村和士騎手がサンタアニタパークで米G1初制覇 デットーリの追撃を首差で退ける

サンタアニタパーク競馬場のインスタグラム(@santaanitapark)より
サンタアニタパーク競馬場のインスタグラム(@santaanitapark)より

 カナダを拠点に活躍する木村和士騎手(23)が4日(日本時間5日)、米国・サンタアニタパーク競馬場で行われたフランクEキルローマイル(芝1600メートル=8頭立て)で騎乗したゴールドフェニックス(セン5歳、フィリップ・ダマト厩舎、父ベラード)を勝利に導き、米国で初のGI制覇を成し遂げた。勝ち時計は1分34秒45(良)。

 木村は中団追走から直線でゴーサインを出すと、ゴール前は大外から迫ったデットーリ騎乗のデュジュールを首差でしのいだ。日本人の鞍上にとっては、カナダで制した2020年サマーS、22年EPテイラーSに続くG1・3勝目を手にした。サンタアニタパーク競馬場は4日に公式インスタグラムを更新。この日に行われたメインのサンタアニタHC・G1を始め4つの重賞競走の勝ち馬をアップした。

 北海道浦河町生まれの木村は、2019年に日本人で初となるエクリプス賞(北米競馬の年度代表表彰)の最優秀見習騎手賞を獲得。21年からは2年連続でカナダのリーディング騎手に輝いた。カナダのシーズン終了とともに、現在は米国西海岸のサンタアニタパークを拠点に活動している。

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