◆第55回ダービー卿CT・G3(4月1日、中山競馬場・芝1600メートル)
7戦6連対でオープン入りを果たしたレッドモンレーヴ(牡4歳、美浦・蛯名正厩舎)が、第55回ダービー卿CT・G3(4月1日、中山)で2度目の重賞に挑戦する。手綱を執るのは、ドバイ・ワールドCで世界の頂点に立ったばかりの川田。コンビ時3戦3勝と最強の鞍上だ。
28日は美浦・坂路を63秒3―14秒7で軽く駆け上がって調整。蛯名正調教師は「順調だね。一通り動けるくらいにはなっているよ」と、手応えを口にした。昨年2月に1勝クラスを制してから8か月間休養。その期間に大きな成長を遂げたようだ。「去年の夏はちょっと状態が良くなかった。でも、休養したことで体に中身が詰まってきたし、年齢を重ねて少しずつ大人になりつつある」と、トレーナーも目を細める。
川田のがい旋重賞という点でも注目が集まる一戦。自身の騎手時代も凱旋門賞の2着2度など海外実績豊富な指揮官は「勝っているんだし、手は合っている。なんといっても“世界のKAWADA”だからね」とニヤリ。開業2年目の初タイトルに期待を高めた。(角田 晨)