先週3勝の永島まなみ騎手 福島で自身最多タイ17鞍 福島民報杯のバイオスパークは「今週は抜け出してからも集中」

永島まなみ騎手
永島まなみ騎手

 永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=は、4月9日の福島で自身初の一日3勝をマーク。今週も福島で土曜(4月15日)は10鞍、日曜(4月16日)は7鞍と自身最多タイの17鞍の依頼を受けた。

 日曜メインの福島民報杯の相棒はバイオスパーク。2週続けて追い切りに騎乗し、「重賞勝ち(福島記念)があって地力は上位です。調教では自らハミを取ってくれましたし、今週は抜け出してからも集中してくれました。感触はいいので、能力を引き出してあげたいですね」と自身にとっては21年5月の韋駄天S以来2度目の古馬オープン競走への騎乗を楽しみにする。

 土曜メインのラジオ福島賞は、前走で2勝目に導いたナツイロノオトメ。「前走はよく勝ちきってくれました。テンションが高くて、ゲートの中がうるさいですが、いいスピードがあります。1150メートルも問題ないですし、持ち前のスピードを生かしたいです」と2勝クラスでめどを立てるつもりだ。

 21年夏に新馬勝ちをプレゼントしたホワイトターフ(土曜7R)は、久しぶりの騎乗。「新馬戦は芝1200メートルで逃げ切りましたが、最近のこの馬のレースを見ると、1150メートルは若干忙しいかもしれません。スタートから出していければ」と指摘した。

 自厩舎のソアラ(土曜9R)はテン乗りだが、1週前追い切りに騎乗し、栗東・坂路で52秒5―12秒6と自己ベストを大きく更新。「口向きやトモ(後肢)の緩さなど課題はありますが、いいスピードがあります。出していくと引っかかるので、出たなりでスピードを生かすような競馬がしたいと思っています」とイメージする。

 ウインクルシャープ(日曜7R)は5か月ぶりの実戦。4走前に初勝利をプレゼントし、昇級後は苦戦しているが、「出していくとハミをかむので、直線まで馬込みで脚をためて、外に持ち出すような競馬ができればと考えています」と休養効果にも期待した。

 【土曜福島】

1R・ルクスメテオール(牡3歳、栗東・小林真也厩舎、父ダイワメジャー)

2R・トリプルウイナー(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父ビッグアーサー)

4R・キャラメルシフォン(牝3歳、美浦・林徹厩舎、父ハーツクライ)

5R・フィオーレシチー(牡3歳、栗東・西園正都厩舎、父ジャスタウェイ)

6R・ウインレイアー(牝3歳、美浦・和田雄二厩舎、父シルバーステート)

7R・ホワイトターフ(牝4歳、栗東・新谷功一厩舎、父ゴールドシップ)

8R・クインズステラ(牝4歳、美浦・池上昌和厩舎、父ジャスタウェイ)

9R・ソアラ(牝3歳、栗東・高橋康之厩舎、父ヤマカツエース)

11R・ナツイロノオトメ(牝4歳、栗東・角田晃一厩舎、父ミッキーアイル)

12R・ゼニット(牡4歳、美浦・久保田貴士厩舎、父エピファネイア)

 【日曜福島】

1R・アイアムカチマショ(牝3歳、美浦・奥平雅士厩舎、父ミッキーアイル)

2R・フィールザオーラ(牝3歳、美浦・武井亮厩舎、父ブラックタイド)

3R・スイーツバイキング(牝3歳、美浦・大竹正博厩舎、父ヴィクトワールピサ)

6R・ルージュミシェル(牝3歳、栗東・平田修厩舎、父リオンディーズ)

7R・ウインクルシャープ(牝4歳、栗東・高橋亮厩舎、父ミッキーアイル)

11R・バイオスパーク(牡8歳、栗東・浜田多実雄厩舎、父オルフェーヴル)

12R・ブルーノート(牡4歳、栗東・梅田智之厩舎、父コパノリッキー)

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