皐月賞を制したソールオリエンスが激闘から一夜明けて元気な姿 陣営「飼い葉もいつもぐらい食べていた」

皐月賞制覇から一夜明けて元気な姿を見せたソールオリエンスと名畑助手
皐月賞制覇から一夜明けて元気な姿を見せたソールオリエンスと名畑助手

 デビュー3連勝で無敗の皐月賞馬に輝いたソールオリエンス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キタサンブラック)が4月17日、激闘から一夜明けて美浦トレセンで元気な姿を見せた。担当の名畑助手は「レース後もケロッとしていましたし、元気そうで何よりです。タフな馬場だったので、(疲れが)どうかなと思ったが、飼い葉もいつもぐらい食べていた」と、安心した表情でねぎらった。19日に宮城・山元トレセンに放牧に出される予定だ。

 レースは最内枠から腹をくくって後方に構えて、4角17番手から直線で大外から豪快に差し切って圧巻の内容だった。「若さも見せていましたが、内容はすごくよかったと思います。競馬が終わって『やったー!』というより、どえらい馬をやっているという緊張が勝っていますね」と、2冠がかかる日本ダービー(5月28日、東京)を見据えて責任感をにじませた。

 見事な手綱さばきで勝利に導いた横山武史騎手(24)=美浦・鈴木伸尋厩舎=は、名畑助手がJRA競馬学校の厩務員課程に在籍していた当時、騎手課程の1年生だったという。「武史で勝ちたいと思っていて、今までのG1とは違ったうれしさがあります。当時のことを思い出して、武史に名前を呼ばれた時にうるっときちゃいました」と、感慨もひとしおの白星だった。

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