◆第58回フローラS・G2(4月23日、東京・芝2000メートル=2着馬までオークスの優先出走権)=4月18日、栗東トレセン
14年のオークス馬、ヌーヴォレコルトの娘、イングランドアイズ(牝3歳、栗東・安田翔伍厩舎、父キングマン)が、母が制した樫の舞台への切符取りに挑む。この日は坂路を65秒9―15秒9でキャンター。「暖かくなって毛づやも良くなっていますね」と安田翔調教師も目を細めた。
前走のクイーンCでは4着に敗れたが、2走前には桜花賞4着のハーパーを首差抑えて新馬勝ち。重賞クラスの能力は示している。「輸送もあるので、馬体重は変わらないかも知れませんが、今回の方がしっかりやれている。過程が違います」とトレーナーも前走からの上積みを感じ取っている。距離もデビュー戦で経験しているのは強みだ。「良くなるのはもう少し先だと思いますが、操縦性も問題ありませんし、軽い走りをする」と良血馬の潜在能力を高評価した。