【東京・11R】過去10年間でキャリア1戦の馬は【0008】。データ的にはかなり厳しいが、◎ドゥムーランには覆せるだけのポテンシャルを感じる。
デビュー戦は2月の中山未勝利戦。経験馬相手で大外枠。スタートも遅く1角を後方2番手でパスしたが、1000メートル通過は62秒6のスローペース。ここまでマイナス材料がそろえば、惨敗するのが普通だが、ラスト800メートル付近から進出を開始すると、直線は大外から上がり2位の馬を1秒1も上回る最速34秒2で楽々と突き抜けた。
今回、鞍上を託されたレーンは先週から短期免許を取得していきなり6勝、土曜も2勝の大活躍。頼りになるオーストラリアの名手は、日本では東京の成績が抜群。得意の“庭”なら、初コンビでもキャリア2戦目の若駒をスムーズにエスコートするはずだ。
ゴールデンハインドはオープン2着にリステッド、G3で4着。今回のメンバーなら実績上位で、安定した先行力が生きる開幕週の馬場も好材料だ。ソーダズリングは姉、兄が重賞ウィナーの良血で初の長距離輸送さえこなせれば。