4月23日の京都6R・3歳1勝クラス(ダート1800メートル=9頭立て)は単勝1・2倍と断然人気だったヤマニンウルス(牡、栗東・斉藤崇史厩舎、父ジャスタウェイ)がデビュー2連勝を飾った。勝ち時計は1分52秒3(良)。
昨年8月以来の出走だったが、スタートを五分に出ると、2番手の外に誘導。1000メートル62秒4のスローでも折り合っていた。4角で先頭に立つと、気を抜かさないようにステッキ一発で一気に差を広げ、2着のマリアナトレンチ(松若風馬騎手)以下に6馬身差をつけて圧勝した。
武豊騎手は「和製フライトラインになってほしいね。調教で乗った時から大丈夫かな?と思ったように、まだまだ未完成な馬。体がしっかりとしてくれれば。フォームも定まっていないからね」と今後の成長に期待。デビューから無傷の6連勝(G1・4勝含む)で昨年のBCクラシックを圧勝したアメリカの名馬を引き合いに出しながら高い能力を評価した。
斉藤崇史調教師は「緊張しました。強かったですね。久々だったので大丈夫かなと思いましたが、やっぱりいい馬ですね。増えた体は成長分です。もっと良くなると思います。今後は様子をみながら使っていきたい」と喜んだ。