4月29日の京都5R・3歳未勝利(芝1800メートル、13頭立て)は、2番人気のアースクロニクル(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父モーリス)が経験馬相手にデビュー戦Vを飾った。勝ちタイムは1分46秒5(良)。
道中は中団を手応えよく追走。3コーナーで外に持ち出して徐々に前との差を詰めていくと、直線は残り1ハロンからエンジンがかかり、豪快に差し切った。
同じ斉藤崇厩舎だった半姉のクロノジェネシス(父バゴ)は宝塚記念連覇、有馬記念、秋華賞とG1を4勝。同じく半姉のノームコア(父ハービンジャー、美浦・萩原清厩舎)はヴィクトリアマイル、香港Cを制している。団野大成騎手は「血統馬ですし、調教からいい動きをしていました。まだ走り方は幼いですが、こういう勝ち方ができて、ポテンシャルの高さを見せてくれたと思います」と笑顔で振り返った。
これがJRA通算200勝目となった斉藤崇調教師は「厩舎の看板だったクロノジェネシスの妹で(区切りを)勝ててよかったです。お姉さんと比べるのはかわいそうですが、いきなり勝ってくれたように、いいものは持っています」と話した。この後は放牧に出される予定。