◆第73回安田記念・G1(6月4日、東京競馬場・芝1600メートル)=5月29日、美浦トレセン
今年の東京新聞杯を制したウインカーネリアン(牡6歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)は前走のゴドルフィンマイルで初の海外レースを経験。6着に敗れたが、鹿戸調教師は「勝ちにいく競馬をしての着順だから、悲観はしていないですよ。ゲートも他の馬がもたもたしていたが、大人しかったですからね」と冷静に振り返る。
国内復帰の初戦となる今回は何より状態面が気になるところ。1週前追い切りでは、美浦Wコースを馬なりで84秒3―11秒2。直線に入ってからの伸びは力強く、全く不安はないと言っていい。トレーナーも「しまいの伸びは良かった。稽古をよく見せる馬だけど今回もよく見えました。舞台はいいので楽しみですね」と自信をのぞかせる。
関屋記念、東京新聞杯と重賞2勝はいずれも左回りのマイル戦。コース適性は言うまでもなく、G1初制覇も十分だ。