◆第71回クイーンS・G3(7月30日、札幌競馬場・芝1800メートル)
斤量的に有利な3歳馬が人気を集めそうだが、古馬で穴っぽいところを探してフィアスプライド(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)に注目したい。前走のエプソムCは、牡馬の強豪が相手だったことに加えて、切れ味がそがれる稍重馬場、思ったよりもスタートで出て脚をためる形にならなかったことも誤算だった。
重賞初挑戦だった2走前のターコイズSは、4角14番手から上がり最速33秒5の豪脚を繰り出して、タイム差無しの3着まで追い上げるなど秘める能力は高い。担当の中村助手も「勝ち負けになる能力はあると思います。洋芝は大丈夫だと思いますし、あとは展開だけです」と、期待を寄せる。決め手の鋭さを信じて、一発を狙っていきたい。(坂本 達洋)