◆サマースプリントシリーズ第4戦、第59回北九州記念・G3(8月20日、小倉競馬場・芝1200メートル)
モズメイメイ(牝3歳、栗東・音無秀孝厩舎、父リアルインパクト)は、前走の葵Sが初の1200メートル。ゲートが開いた直後に他馬の2馬身ほど前に出るロケットスタートには驚いたが、後続を寄せ付けず、1分7秒1のコースレコードで駆け抜けて一級品のスピード能力を示した。
放牧から帰厩後は、追い切るたびに着実に良化している。8月10日の栗東・坂路では50秒3―12秒4の自己最速タイ。3歳馬らしく、春からのパワーアップを感じさせた。
今回も飛び抜けた発馬が決まるかは未知数だが、小倉の短距離は圧倒的に前有利。年長馬が相手でも、再度の押し切りは可能とみる。(吉村 達)