第59回札幌記念・G2が8月20日、札幌の芝2000メートルで行われる。
昨年の覇者ジャックドール(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)は、安田記念5着以来の参戦。超豪華メンバーだった昨年は逃げたパンサラッサをがっちりマークし、ゴールで首差かわした。今年は大阪杯を勝つなど、一回りスケールアップしているだけに、ここは負けられない一戦だ。
ドバイシーマクラシック5着以来の一戦になるシャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)。小回り、洋芝への対応がカギになるが、日本ダービーを勝ち、ジャパンCを2着した実績は、メンバー屈指。エフフォーリアとのコンビで激戦を繰り広げた横山武史騎手とのコンビ結成も興味深い。
ドバイシーマクラシック6着以来のウインマリリン(牝6歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、昨年の3着馬。一時スランプに陥っていたが、きっかけをつかんだレースでもあった。その後、エリザベス女王杯2着、香港ヴァーズ1着と完全復調。強力メンバー相手でも、上位をにぎわす。
ドバイターフ2着以来のダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)、香港クイーンエリザベス2世C2着プログノーシス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)はともに、小回りへの対応がカギも末脚の破壊力は引けを取らない。(大上 賢一郎)