◆第43回小倉2歳S・G3(9月3日、小倉競馬場・芝1200メートル)
ビッグドリーム(牡2歳、栗東・西園正都厩舎、父ビッグアーサー)の全兄はスプリント戦でオープンを3勝しているビッグシーザー。祖父サクラバクシンオー、父ビッグアーサーとスプリントG1を制した豊富なスピードを、兄と同じように受け継いでいる。
7月2日の福島での新馬戦では、正攻法の競馬で2着馬に6馬身差の圧勝。それ以来の実戦となるが、2週続けてビッグシーザー(3歳オープン)と併せ、24日には6ハロン77秒1―12秒7の猛時計をマークと仕上がりに不安はない。「2歳ではなかなか出ない時計が出ましたし、具合は良くなっています」と西園助手。兄は初勝利までに3戦を要したが「昨年のこの時期のお兄ちゃんと比べても馬がしっかりしている」と完成度も高い。「多少は馬場が悪くなっても苦にせず走れますし、自分の競馬ができればいい勝負になる」と同助手の期待は大きい。