半兄に2019年きさらぎ賞を勝ったダノンチェイサーがいるニエキヤ(牝2歳、栗東・清水久詞厩舎、父キタサンブラック)が、9月10日の阪神4R(牝馬限定、芝1600メートル)でデビュー戦を迎える。
ゲート試験に合格した後、いったん放牧に出て8月9日に帰厩。順調に調教を消化してきた。担当の本田助手は「毛づやが良く、体調はいいですね。今のところ暑さは問題ありません。小柄な牝馬ですが、おとなしくて扱いやすい馬。キャンターに行くと、柔らかくて素軽い走りをします」と素質を評価する。
父キタサンブラックは現役時代、同厩舎に所属。先週は同産駒のアナベルエクラ(牝)が小倉の新馬(芝1800メートル)を快勝した。G1・7勝馬の子どもたちが活躍すると厩舎スタッフたちも活気づくようで、同助手は「いい風を吹かせてくれています。今週も続きたいですね」と、桜花賞と同じ舞台での初陣を心待ちにする。