◆愛チャンピオンS・G1(9月9日、レパーズタウン競馬場・芝2000メートル=8頭立て)
英、愛ダービーなどG1を3勝しているディープインパクト産駒で、ライアン・ムーア騎手=英国=が騎乗したオーギュストロダン(牡3歳、愛国・Aオブライエン厩舎)が愛チャンピオンSで復活の勝利。4つ目のG1タイトルを手にした。
アイルランドの地元紙「The Irish Times」は現地時間9日にアイリッシュチャンピオンSの速報記事をアップ。すでにAオブライエン調教師が今シーズン限りでの引退を示唆しており、今後の動向にも触れている。以前は凱旋門賞(10月1日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)も候補に挙がっていたが、同紙では「オーギュストロダンはサンタアニタパークで行われる11月(3,4日)のブリーダーズカップ(BC)に向けて、非常に長いフライトを選択して凱旋門賞をスキップするかもしれない」と言及している。
さらにはAオブライエン調教師のコメントも紹介。「 誰もがオーギュストロダンの価値と繁殖の重要性を知っており、『これで終わり』と言うのは非常に簡単だったが、決してそうではなかった」「おそらくブリーダーズカップに出場する可能性は十分にある。 ターフ(芝2400メートル)に向かうと思うが、何かあるといけないのでダートは心配」としている。
BCターフには日本からシャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)が参戦予定。札幌記念(11着)後の検診で喉頭蓋エントラップメント発症が判明したことからプラン変更を強いられるかもしれないが、日愛のディープインパクト産駒対決が実現する可能性も。日本の競馬ファンにとっては見逃せないカードになるだろう。