【阪神11R・シリウスステークス】◎ハギノアレグリアスが一枚上の地力でねじ伏せる。昨秋に復帰後は6戦して2勝、2着3回。持ち前の決め脚をコンスタントに発揮して、常に争覇圏をにぎわせてきた。前走の帝王賞は4着だったが、一線級相手に早めに動いてのもの。外を回ったロスもあり、評価できる内容だった。
3か月ぶりでも一戦必勝のスタイルに変わりはない。放牧から帰厩後は栗東・坂路でじっくり乗り込まれ、着実に良化。今週は軽く促す程度で併走馬を一気に5馬身突き放した。馬体に緩んだところも見られず、臨戦態勢は整っている。
2000メートルの名古屋大賞典を勝っており、阪神コースは4戦4連対。これ以上ない舞台設定と言える。屈腱炎を乗り越えた6歳馬がトップハンデを克服し、管理する四位調教師にJRAの初タイトルをプレゼントする。
アイコンテーラーは初ダートでオープンを快勝。砂適性が高い。右回りで勝ち鞍はないが、同様にすんなり先行できれば簡単には止まらないだろう。大崩れのないヴァンヤール、軽ハンデの3歳馬キリンジにもチャンスがありそうだ。