【シリウスS】1番人気ハギノアレグリアス、トップハンデものともせず快勝 岩田望来騎手「もっともっとパワーアップする」

トップタイのハンデ58・5キロをものともせず差し切ったハギノアレグリアス(左、カメラ・岩田 大補)
トップタイのハンデ58・5キロをものともせず差し切ったハギノアレグリアス(左、カメラ・岩田 大補)

◆第27回シリウスS・G3(9月30日、阪神・ダート2000メートル=良)

 4年ぶりに阪神で開催されたダート重賞は3~7歳の14頭によって争われ、岩田望来騎手が手綱を執った単勝1番人気のハギノアレグリアス(牡6歳、栗東・四位洋文厩舎、父キズナ)がトップタイのハンデ58・5キロを克服して直線で鮮やかに差し切り、3月の名古屋大賞典・交流G3以来となる重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は2分4秒4。開業3年目の四位洋文調教師にとっては、初のJRA重賞制覇となった。

 2着は先に抜け出した2番人気のアイコンテーラー(団野大成騎手)、3着は3番人気のヴァンヤール(荻野極騎手)と、上位人気3頭の決着となった。

 岩田望来騎手「大外枠だったので、気持ち良くゲートを切ることができました。1コーナーまで砂をかぶらなかったので、すごく馬が元気でいつもより前のポジションがとれました。4角でヘラルドバローズの内か外(に行く)か迷いましたが、ハンデ戦でもあって少しでも距離を多く走らせないようにと思って、内を選択しました。ハンデ戦でよく勝ち切ってくれたと思いますし、すごく状態も良かったです。もっともっとパワーアップすると思いますし、上を目指してほしいです。けがなどありましたが、よく復帰してくれて、重賞も勝ってくれて、もうひとつ上のステージで勝ちたいなと思います」

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