10月1日の中山3R・2歳新馬(芝1200メートル=16頭立て)は、1・9倍の断然1番人気のジューンブレア(牝2歳、栗東・武英智厩舎、父アメリカンファラオ)が、直線で楽に抜け出し、デビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分11秒0(良)。
前半600メートル35秒9のスローペースを、5番手でしっかり折り合い追走した。直線に入り、鞍上の武豊騎手がゴーサインが出すと瞬時に反応してメンバー最速の上がり34秒8で、逃げ粘るフィオライア(石橋脩騎手)をあっさりとらえ、最後は手綱を緩めて半馬身差をつけてゴールした。鞍上は「調教でも動いていたし、レースでもスムーズでした。細かいところを修正していかなければいけないが、走ることに対してかなり能力がある。距離もマイルくらいまでなら全然、大丈夫だと思います」と高評価した。
次走は未定だが、武英調教師も「牝馬なのでマイルのいいところを狙っていければ」と期待感を口にした。