◆第9回サウジアラビアロイヤルC(10月7日、東京競馬場・芝1600メートル=良)
2015年以降の勝ち馬から4頭のJRA・G1馬が出ている「出世レース」は9頭立てで行われ、単勝3番人気で松山弘平騎手騎乗のゴンバデカーブース(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎、父ブリックスアンドモルタル)が最後方から直線で鋭く抜け出し、無傷の2連勝で重賞初制覇を飾った。父のブリックスアンドモルタルは今年の新種牡馬で、産駒のJRA重賞初制覇となった。勝ち時計は1分33秒4。
2馬身差の2着は単勝1番人気のボンドガール(川田将雅騎手)、さらに首差の3着は単勝2番人気のシュトラウス(クリストフ・ルメール騎手)だった。
松山弘平騎手(ゴンバデカーブース=1着)「リズムを大事にさせてもらいましたけど、差し切ってくれて強かったと思います。(最後方は)あんまり予想していなかったんですが、前走は逃げて勝っている馬ですし、割と長く脚を使えるかなとは思っていたので。最後方になるっていうのは思ってはいなかったですね。ただ、リズムを大事にしたかったので、そこで慌ててばたばたせずに馬のリズムというのを重視させていただきました。それで最後あれだけのすごい脚を使ってくれて、強い馬もいたと思うんですけど、本当に強かったと思います。距離はこれからだと思うんですけど、今日の末脚というのはすごいものを持っていますし、前走は逃げて勝っていますし、色んなパターンの競馬ができてレースも上手な馬だと思うので、これから先もさらに楽しみです」