【京都11R・太秦S】G2馬ヴィクティファルスが初ダートで約2年半ぶり美酒 池添謙一騎手「ダートで道が見えた」

初ダートで復活の白星を挙げたヴィクティファルスと池添謙一騎手
初ダートで復活の白星を挙げたヴィクティファルスと池添謙一騎手

 10月14日の京都11R・太秦S(3歳上オープン、ダート1800メートル=12頭立て)は、7番人気のヴィクティファルス(セン5歳、栗東・池添学厩舎、父ハーツクライ)が中団から早めに動いてダート初戦をV。21年3月のスプリングS・G2以来となる勝利を飾った。勝ち時計は1分51秒3(良)。

 池添謙一騎手は「イレ込みがすごく激しくなってきていたんですが、きょう一日、厩務員さんが馬房でずっと付いてくれていました。一日で体がメチャクチャ減ってしまう馬なんですが、プラス10キロで出せましたからね。それが一番大きかったと思います。返し馬のダートの感じは悪くないかなと。実戦に行ってどうかなと思っていました」と振り返った。

 レース内容に関しては「初めてのダートだったんで、ゲートを出て一歩目でつまづきました。その後、少し砂をかぶって嫌がりかけましたが、(砂が)当たってる位置が比較的近かったので、ある程度我慢してくれました。3角で外に出した時はいつでも動けそうな手応えでした。人気馬が逃げていたので、早めに捕まえにいく形にはなりました。動かして行った時に芝ぐらいの反応を見せて、抜け出すのも早かったんですが、しっかり踏ん張ってくれました。ダートも悪くなかったと思いますし、落ち着いてちゃんとレースに臨めれば、ダートで道が見えたんじゃないかなと思います」と指摘し、復活を喜んだ。

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