京都11R・秋華賞・G1・馬トク激走馬=コナコースト
チューリップ賞(2着)は追って即座に反応できない面があり、モズメイメイを鼻差だけ差し残したが、一転2番手から運んだ桜花賞はリバティアイランドに3/4馬身差の2着。絶対女王を大いに焦らせた。スタートで他馬に寄せられるロスがあったオークスは終始スムーズさを欠き、後手後手に回って7着も敗因は明確。常に上位をにぎわす地力と安定感は世代上位だ。
1週前は栗東ウッドチップ7ハロン93秒0―11秒7、直前も栗東坂路で51秒2―12秒1と好時計を重ね、清水久詞調教師は「パワーアップしている」と目を細めた。内回り、重馬場に対応してきそうな小刻みなフットワーク、速い回転力。父キタサンブラック譲りの成長力、操縦性の良さがあり、4番枠を最大限生かした器用な競馬で桜花賞同様、リバティアイランドを脅かすシーンを描く。