◆第26回富士S・G2(10月21日、東京競馬場・芝1600メートル)=10月16日、栗東トレセン
21年にホープフルSを制したキラーアビリティ(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父ディープインパクト)がマイルに初挑戦する。これまでの最短距離は1800メートル。「ここで結果を出して、今後の選択肢が広がるようになれば」と斉藤崇調教師は試金石の一戦に位置付けた。
G1を含む2000メートルの重賞を2勝。だが、中長距離では常に折り合い面の課題も抱えてきただけに、距離短縮は好材料だ。今年に入って京都記念5着、大阪杯13着、新潟大賞典5着。「G1を除けば大崩れしている訳ではありませんが、マイラーっぽい体形になってきています。東京のマイルなら能力勝負できると思います」とトレーナー。G1馬の底力に期待を込めた。