◆第13回みやこS・G3(11月5日、京都競馬場・ダート1800メート)1週前追い切り=10月26日、栗東トレセン
無傷の4連勝でオープン入りを決めたセラフィックコール(牡3歳、栗東・寺島良厩舎、父へニーヒューズ)が、5連勝での重賞初挑戦Vを目指す。この日はCWコースでマテンロウアイ(4歳2勝クラス)と併せ馬。4馬身ほど追走し6ハロン81秒7―12秒1で力強く伸びて首差先着した。
「体調はいい感じで来ている」と動きに納得の笑みを浮かべた寺島調教師。前走のJRAアニバーサリーSでは向こう正面からまくり気味に進出。ねじ伏せるように3馬身差の快勝を飾ったが、重賞の今回は一気にメンバーが強化される。「あのような競馬ではオープン、重賞では厳しいかなとも思っている。徐々に成長すれば」とレーススタイルを不安視したトレーナー。だが、課題を克服し重賞Vならダート界の“新星”が誕生する。