丹内祐次騎手(37)=美浦・フリー、写真=は、10月29日までの第4回新潟で9勝を挙げ、開催リーディングに輝いた。今週末からメインに参戦する福島でも連続タイトルへ虎視眈々(たんたん)。5日に38歳の誕生日を迎えるいぶし銀から目が離せない。
22年第1回福島以来の開催リーディングに「いやあ良かった。取れるときに取っとかないとだからね」と晴れ晴れとした笑顔。その裏にある感情は、単純な喜びだけではない。「無事に帰ることができて良かったです」。昨年10月29日に落馬し、顔面を複雑骨折。同じ秋の新潟で結果を出した。
4日に開幕する秋の福島でも有力馬の依頼は多く、5日のメイン・みちのくSは有力馬シュバルツカイザーと初コンビになる。「状態はいいと聞いているし、人気もしそうだし頑張ります」とニッコリ。意気込みを聞かれ「みちのくの男になります!」と力強く気合を入れていた。(角田 晨)