◆第40回ブリーダーズCターフ・米G1(11月4日、サンタアニタパーク競馬場・芝2400メートル)
21年日本ダービー馬のシャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)は3着で復活の勝利を挙げることはできなかった。勝ったのは、ディープインパクト産駒の最終世代で、英愛ダービーを制したオーギュストロダン(牡3歳、愛・Aオブライエン厩舎)だった。勝ち時計は2分24秒30(良)。
1番ゲートをからスタートしたシャフリヤールは中団のインを追走。その背後にオーギュストロダンが続いた。手応えよく4コーナーを回ると外に持ち出して、Cデムーロ騎手のムチに応えて馬群を割って伸びてきたが、最内から器用に立ち回ったオーギュストロダンに進路取りの分があった。早々先頭に出た強力なライバルを最後までとらえることができず、2着のアップトゥザマーク(牡4歳、プレッチャー厩舎)にも屈する3着に終わった。
シャフリヤールは、前走の札幌記念では11着。デビュー後初となる2ケタ着順に終わったが、その後に喉の異常が見つかったため、喉頭蓋エントラップメントの手術を行い、米国遠征に挑んでいた。これまでの日本馬の最高着順は12年トレイルブレイザーの4着だった。
次走は香港ヴァーズ(12月10日、シャティン競馬場・芝2400メートル)への出走を予定。復活Vを飾れるかに期待が集まる。
REPLAY: Auguste Rodin (IRE) wins the $4 Million @LonginesEq #BreedersCup Turf! Congrats to all connections! #BC23 pic.twitter.com/7Ob6wtFN9i
— Breeders' Cup (@BreedersCup) November 4, 2023