オーストラリアで11月7日にメルボルンカップ・G1(フレミントン競馬場・芝3200メートル、ハンデ、23頭立て)が行われ、日本から参戦したブレークアップ(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父ノヴェリスト)は16着に終わった。
10月21日に行われた前哨戦のコーフィールドカップでは、ダミアン・レーン騎手とのコンビで挑み8着。今回は日本から駆けつけた主戦の松山弘平騎手が手綱を執り、18番ゲートから出走したブレークアップは中団で進めたが、上位争いに顔を出すことはなく、06年にデルタブルースとポップロックがワンツーフィニッシュを決めて以来17年ぶりの勝利はならなかった。
松山騎手は「かなり外枠でスタートも待たさせる形になり、それほど速くスタートを切れず、取りたかったポジションを取れなかったという印象です。結果を出すことができず、悔しい気持ちでいっぱいです」と振り返った。
また管理する吉岡調教師は「1コーナーに入るまで、いつもよりも少し前進気勢がなかったように見えました。ゲートでも、周りの空気にのまれているというところを騎手も感じていたようです。これが本来の力とは思えませんが、敗因については、これからまた分析したいと思います」と語った。
勝ったのは地元のウィズアウトアファイト(セン6歳、A&Sフリードマン厩舎)。マーク・ザーラ騎手を背にコーフィールドカップに続くG1連勝を飾った。