【チャンピオンズC】クラウンプライド、目イチで追って急上昇 5か国で戦ってきた集大成を見せる

ここ2週で急激に状態を上げてきたクラウンプライド
ここ2週で急激に状態を上げてきたクラウンプライド

◆チャンピオンズC追い切り(29日・栗東トレセン)

 5か国で戦ってきた経験の集大成を見せる時が来た。9月のコリアカップを圧勝してここに挑むクラウンプライドは、栗東・坂路で単走。2ハロン目から12秒台のラップを刻むハードな内容で、一杯に追われて51秒0―12秒5を叩き出した。間隔が空いた影響は全く感じさせず、新谷調教師は「休みを挟んだのもあるし、しっかりと負荷をかけたいと思ったなかでのこの時計だからね」と笑み。1週前もCWコースで6ハロン78秒4の一番時計をマークしており、ここ2週での急上昇を印象づけた。

 昨年は2番手から抜け出したところをゴール前で差され、首差の2着と涙をのんだ。しかしUAEダービー、米ケンタッキーダービーに参戦した昨年に続き、今年もサウジアラビア、ドバイ、韓国と転戦。トレーナーは「きゃしゃだった馬が、フレームが大きくなり、特にこの夏を越えて成長したと思う」と、あらゆる経験が糧になっていると強調した。

 新谷厩舎も初のG1制覇がかかる。「オーナーやうちのスタッフを表彰台に上げるのは僕の使命。1年前の悔しい思いを胸に、全力で向かっていきたい」。進化した走りで、昨年の雪辱を果たす。

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