12月2日の阪神5R・2歳新馬(芝2000メートル=12頭立て)は、2番人気のビザンチンドリーム(牡、栗東・坂口智康厩舎、父エピファネイア)がメンバー中1頭だけ上がり33秒台の末脚を駆使して差し切った。勝ち時計は2分1秒4(良)。3代母フサイチエアデール(父サンデーサイレンス)は、99年の報知杯4歳牝馬特別(現・報知杯フィリーズレビュー)・G2など重賞を4勝し、G1でも3度2着に入った良血だ。
今回の短期免許で初勝利を決めたムルザバエフ騎手は「まだ馬がだいぶ子供で、ゲートをゆっくり出て1000メートルまでジワッと、じっくり行きました。直線は2着馬を見て闘争本能が出ました。距離は延びた方がいいし、すごく走ります」と、少し驚いた表情で喜んだ。