12月2日の中山9R・葉牡丹賞(2歳1勝クラス、芝2000メートル=9頭立て)は、1番人気のトロヴァトーレ(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎、父レイデオロ)が直線で鮮やかに抜け出し、デビューから2連勝でオープン入りを果たした。勝ち時計は2分0秒4(良)。
道中は中団のインで折り合いに専念。手応えよく直線を迎えるも、やや前が開かず窮屈になったが、外に切り替えて馬群の間から鋭く抜け出すと一気に加速。後続に2馬身差をつけて快勝した。
日本ダービー馬の父も、16年にデビュー2連勝で同レースを制している。ビュイック騎手は「ゲートで待たされて駐立でそわそわしたけど、直線は素晴らしい末脚でした。言い過ぎかもしれないけど、ダービー候補の一頭だと思います」と絶賛した。
鹿戸調教師は「まもれてきつい展開だったけど、狭いところを割って抜け出す時のスピードも良かった。今後につながる競馬ができたし、距離が延びても良さそう。大事に使っていきたい」と先を見据えた。