◆第16回カペラS・G3(12月10日、中山競馬場・ダート1200メートル)
テイエムトッキュウ(牡5歳、栗東・木原一良厩舎、父ロードカナロア)は、中山のダート6ハロンで3戦して2勝、2着1回のオール連対。今年4月の京葉Sでは、前半600メートル33秒7のハイペースで逃げて3馬身差Vと後続を完封した。舞台適性の高さは間違いない。前走の室町Sは5か月ぶりで16頭立ての15番枠。厳しい条件が重なったが、0秒1差の5着と力は示した。
ひと叩きされ、この中間は上昇気配がうかがえる。11月30日の1週前追い切りは栗東・坂路で52秒0―12秒0。ラストの伸びは目を引いた。初タイトル獲得のチャンスとみる。(吉村 達)