◆第30回香港ヴァーズ・G1(12月10日、シャティン競馬場・芝2400メートル)
日本馬3頭が出走したが勝利には届かなかった。今回は2021年のグローリーヴェイズ、2022年のウインマリリンに続く3連覇を狙ったが、直線で差を詰めたゼッフィーロ(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ディープインパクト)の2着が最高。ジェラルディーナ(牝5歳、栗東・斎藤崇史厩舎、父モーリス)は4着、レーベンスティール(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)は8着だった。
斉藤崇調教師(ジェラルディーナ=4着)「二の脚があんまりつかなかったけど挽回して2番手はとれたし、やりたい競馬はできました。スローペースでペースアップするところは少しモタモタしたけど、直線も良く踏ん張ってくれて彼女のレースはできたと思います。(海外)2回目で本当に落ち着いていたし、競馬までの流れもスムーズでした。無事に終わったし、まずは無事に日本に帰ってほしいです」
ウィリアム・ビュイック騎手(ジェラルディーナ=4着)「とても良く走ってくれました。ペースが遅く、彼女には合いませんでした。良い内容の4着です。とても良い牝馬です」
田中博調教師(レーベンスティール=8着)「スタートはあまり良くなかったけど、うまくリカバリーしてくれました。折り合いに関しては許容範囲でしたが、ジョッキーが『4角を過ぎてから勝ったときのような反応がなかった』と言っていましたし、状態は大丈夫かと思って出走には至ったんですが、こちらが思っていたより色々なことを引きずったのかもしれません。馬場が悪かったのもありますが、それにしても負けすぎです。コンディションが競馬を使うには整っていなかったということでしょう。走り終わったあとはそんなにつらそうにしていなく、走れなかったというところです。水曜日のアクシデントでも大丈夫かと思っていましたが、見立てが甘く馬に申し訳ないです」
ジョアン・モレイラ騎手(レーベンスティール=8着)「能力を全く出していません。前走時と全く違う馬でした」