ダーレー・ジャパンは12月14日、パレスマリス(牡13歳、父カーリン)、ヨシダ(牡9歳、父ハーツクライ)の種牡馬2頭を2024年から日本で供用すると発表した。
パレスマリスは2013年に米クラシック3冠最終戦のベルモントS(ダート2400メートル)、翌年のメトロポリタンH(ダート1600メートル)とG1を2勝。種牡馬としても初年度産駒のストラクターでBCジュヴェナイルターフ・G1を制するなど多くの活躍馬を送り出している。日本でもジャンタルマンタル(牡2歳、栗東・高野友和厩舎)がデビュー2連勝でデイリー杯2歳S・G2を制し、今週の朝日杯FSでV候補の一角と目されている。
ヨシダは北海道安平町のノーザンファームが生産。2015年のセレクトセール1歳セッションに上場され、9400万円で落札された。現役時代は米国で過ごし、4歳時のオールドフォレスター・ターフクラシックS(芝1800メートル)でG1初勝利。同年のウッドワードS(ダート1800メートル)では日本産馬として初めてアメリカのダートG1勝利を果たした。
同社のホームページで代表取締役のハリー・スウィーニィ氏は「先日のアダイヤー、フクムに続き、今度はアメリカからエキサイティングな2頭を導入できたことを大変うれしく思います。来シーズンはバラエティに富んだ強力なラインナップになったと自負しております」などとコメントしている。