復活へ(美浦)

阪神JF2着のステレンボッシュ
阪神JF2着のステレンボッシュ

 おはようございます、坂本です。今日は東京・両国の会社からお届けします。

 さて、昨日までは美浦に出張していましたが、当たり前ですが週を追うごとに年末感を感じる今日この頃ですね。毎度のことながらスーパーに立ち寄ると、お正月関連の商品が売り場面積を増していっているように思います。

 そして新年を迎えるにあたって欠かせないのはカレンダーです。最近では大判のものは貼る場所がない、またスマホで十分、なんていう声も聞こえてきますが、それじゃ味気ないと思うのは昭和生まれだからでしょうか。今年もスポーツ報知では「報知競馬カレンダー」(税込み1650円)を好評発売中です。今年は白毛の女王ソダシが表紙を飾っており、名馬たちの迫力ある写真はお部屋に彩りを添えること間違いなし。興味のある方は、是非お求めいただけたらと思います。

 それではそろそろ本題へいきましょう。まずは国枝厩舎からです。先週の阪神JFでステレンボッシュ(牝、父エピファネイア)が5番人気ながら2着に好走しました。さっそく国枝調教師に話をうかがうと、「直線を向いてから反応が悪かったけど、内に切り替えてから脚を使ってくれて、あと何十メートルかあればと思わせる内容だった。格好はつけてくれたね」と評価していました。今後のローテはオーナーサイドと協議していくそうですが、桜花賞を目指していくことになりますね。

 そして11月の東京で新馬勝ちを決めて、京成杯(1月14日、中山)に向かうバードウォッチャー(牡、父ブラックタイド、母アパパネ)は、先週、今週と美浦・Wコースで時計を出し始めました。こちらは「ちょっとひと回り力強さが出てきた。だんだん良くなってくると思う」と好感触を口にしていました。きょうだいとの比較を聞いても、「うるさいのが多かったけど、この子は素直。これからそういう面が出てくるのかもしれないけど、今のところ優等生だね」という見立てでした。ちょっと奥手なのかなと勝手に思ったりしていましたが、予想以上にトーンは上がってきています。

 デビュー2戦目で勝ち上がったボーモンド(牡、父モーリス)は、ジュニアC(1月6日、中山)に向かいます。祖母アドマイヤグルーヴという血統馬ですね。「気のいいタイプでマイルくらいがいい」とのこと。また当初はジュニアCが選択肢に挙がっていたショウナンラピダス(牡、父ドゥラメンテ)は、セントポーリア賞(1月28日、東京)に向かうそうです。

 そして今週の日曜・中山5R新馬戦(芝1600M)で初陣を迎えるミラビリスマジック(牝、父キズナ、母ソーマジック)は、重賞勝ち馬マジックキャッスルなどきょうだいに活躍馬の多い血統です。19頭が除外になる抽選をくぐり抜けて出走にこぎつけて、国枝師は「こちらも気のいいタイプだから、スタートを決めて流れに乗ってくれれば。体は大きいし、しっかりした感じがするよ」と、キズナ産駒らしさを評価していました。

 また軽い外傷でデビューが延びていたシンバーシア(牝、父ロードカナロア、母スウィートリーズン)は、12月24日の中山新馬戦(芝1600M)に向かいます。「外傷の程度は大きな問題はなかったし、馬自身はいい感じでいっているよ」と、語っていました。

 次は手塚厩舎へいきましょう。調教中の放馬による外傷で阪神JFを回避したボンドガール(牝、父ダイワメジャー)は、現在も治療に努めています。今週の金曜日朝に手塚調教師に話をうかがうと、「まだ治っていないので、いつ頃にどうするかは分かりません」という返事でした。期待の大きい一頭だけに、まずは回復を最優先に復活を願いたいところです。

 また9月の中山で新馬勝ちしたショーマンフリート(牡、父スワーヴリチャード)が、帰厩して調教を進めています。次走は戸崎騎手でシンザン記念(1月8日、京都)に向かう予定で、「変わらずにきていますよ。来週の追い切りにジョッキーに乗ってもらいます。前回より前進気勢があるので、引き続きマイルはいいと思います」と評価していました。

 それでは今日のところはこのへんで。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル