12月16日の中京10R・スポーツ報知杯中京2歳S(芝1200メートル=9頭立て)は、ルーキー・河原田菜々騎手=栗東・渡辺薫彦厩舎=が自厩舎のクリスアーサー(牡2歳、栗東・渡辺薫彦厩舎、父ビッグアーサー)とのコンビで、自身初の特別戦勝ちを飾った。勝ち時計は1分8秒6(稍重)。
スタートを決め、1番人気のジャスパーノワールを視界に入れながら内めの好位を追走。直線では最内を選択し、他馬との競り合いを首差制した。「道中もすごく手応えが良くて、いつ出そうかと思っていましたが、内が空いて脚を使うことができました。まだまだやれる馬ですね」と笑顔がはじけた。
この日の1、5Rで勝利し自身初のマルチ勝利をマークしていたが、特別戦も制し一日3勝で自己記録も更新。「特別戦に乗せていただいた調教師さん、オーナーさんに感謝したい」と菜々。師匠の渡辺調教師も「オーナーの理解もあって、ジョッキーも一緒に成長していってほしい、と。本当にありがたいですね」と感謝していた。