◆第75回朝日杯FS・G1(12月17日、阪神競馬場・芝1600メートル)
先週に続き、今週も2歳G1の朝日杯FS。この時期の2歳馬は距離やコースの変化に対応できるかの心配や、前回できたことができなかったりする不安定な面など、乗り手としても難しいことがたくさんあります。
その中で◎に選んだのは、デビューから2戦2勝のジャンタルマンタルです。前走のデイリー杯2歳Sは内で我慢させて、直線で追い出してからの伸びもしっかりしていました。先々につながる内容だったと思います。2枠3番を引いたのもプラスとなりそうです。川田騎手とのコンビという点も魅力ですね。
その川田騎手と前走までコンビを組んでいたダノンマッキンリーも負けなしの2連勝中。前走の秋明菊賞(2歳1勝クラス)は行き脚が案外だったので、どうなるかと思いましたが、直線でのスパートで一気に勝ち切りました。まだ、荒削りなところはありますが、この内容なら距離が延びるのはプラスでしょう。追って味があるのもいいですね。
エコロヴァルツは新馬戦を控える競馬で、前走のコスモス賞を逃げて勝っています。どんな競馬もできる強みがありますが、最内枠を引きましたし、前の位置でロスなく立ち回る競馬をするでしょうね。そうなると、前走の時計が優秀なぶん、面白い競馬となりそうで楽しみです。(船橋競馬所属騎手)
【森泰斗騎手の印】
◎(3)ジャンタルマンタル
○(8)ダノンマッキンリー
▲(1)エコロヴァルツ
☆(6)セットアップ
△(17)シュトラウス
△(13)ナムラフッカー
△(15)エンヤラヴフェイス