【有馬記念・玉木の特注馬】爪の不安が解消したプラダリア 陣営「正直、今までで一番」

プラダリア
プラダリア

◆第68回有馬記念・G1(12月24日、中山・芝2500メートル)

 前走の京都大賞典で重賞2勝目を挙げたプラダリア(牡4歳、栗東・池添学厩舎、父ディープインパクト)だが、当時は爪に不安があり、四分の三(しぶんのさん)蹄鉄など工夫しながらの調整だった。担当の平野助手が「ベタ爪で薄いので、歩様にも出すぐらい気にしてました。かばってるぶん、左半身の筋肉が張ったり、疲れが出るところがありました」と明かす。

 その後はジャパンCや香港遠征も候補に上がったが、放牧でしっかり休ませた。同助手は「今は爪が良くなり、体のバランスがいいし、痛めてるところもありません。(昨年の)青葉賞やダービーの頃のような筋肉の柔らかさがあります。前走より全然いいし正直、今までで一番」と出来に胸を張る。内枠を引いてロスなく運べば、かなり面白い存在だ。(玉木 宏征)

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