◆第68回有馬記念・G1(12月24日、中山競馬場・芝2500メートル)=12月18日
スルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・尾関知人厩舎、父ドリームジャーニー)は、凱旋門賞4着からの国内復帰戦となる。
12月13日に美浦・Wコースで単走追い切りを行い、体全体を大きく使い迫力満点の脚さばきで駆け抜け、5ハロン64秒1―11秒4をマークした。
12月17日にも坂路を力強い脚さばきで駆け上がり、好気配を漂わせた。尾関調教師は「この馬らしい、いい動きをしていました。あと1週間、無事に競馬に行ければ、いいなと思います。年齢を重ねて体質がしっかりしてきたので、カイバも食べられるようになった。体質、経験の両方がかみ合ってきたのかな」と充実ぶりを感じ取る。
今夏の宝塚記念でイクイノックスに首差まで迫った末脚の持ち主だけに、勝機は十分にある。