タガノエスプレッソでオジュウチョウサンの連勝を阻止した平沢健治騎手が引退 中山大障害が最後のレースに

平沢健治騎手
平沢健治騎手

 平沢健治騎手(42)=栗東・松下武士厩舎=が、中山大障害・JG1(12月23日、中山競馬場・芝4100メートル)を最後に引退することが19日、分かった。同レースではマイネルレオーネ(牡11歳、栗東・清水久詞厩舎、父ステイゴールド)と5戦ぶりにコンビを組む。

 2001年3月に美浦・稗田研二厩舎からデビューし、3年目の03年から障害レースにも騎乗するようになった。03年、06年、08年と年間0勝も経験したが、11年に平地免許を返上し、13年には栗東に移籍。覚悟が実を結び、16年には小倉サマージャンプ・JG3(マキオボーラー)での重賞初勝利を含む12勝と、キャリアハイをマークした。以降はコンスタントに10勝前後を挙げ、20年の京都ジャンプS・JG3では2番人気のタガノエスプレッソを駆って、障害重賞13連勝中だった単勝1・1倍のオジュウチョウサンを撃破したのは記憶に新しい。JRA通算121勝(12月18日現在。うち平地6勝、障害重賞は5勝)。

 今後は栗東・松下武士厩舎の調教助手になる予定。体が元気なうちに以前から興味のあった持ち乗り助手に転身し、引き続き競馬界を盛り上げていく。

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