【中山金杯】体質強化したリカンカブール 田中克調教師「間隔を詰めて使えるようになったのは成長」

リカンカブール(左)は坂路で併せ馬を行い、上々の反応を見せた
リカンカブール(左)は坂路で併せ馬を行い、上々の反応を見せた

◆第73回中山金杯・G3(1月6日、中山競馬場・芝2000メートル)追い切り=1月3日、栗東トレセン

 リカンカブール(牡5歳、栗東・田中克典厩舎、父シルバーステート)は、坂路を53秒9―12秒3でしまいを伸ばした。反応も上々で、雰囲気はいい。

 田中克調教師は「良さそうでしたね。しっかりとやりましたが、順調です」とうなずいた。前走のチャレンジCでは7着だったが、勝ち馬とは0秒5差だった。中山金杯の有力馬で、チャレンジCに出走していた4着のエピファニー(今回のハンデ57キロ)とは0秒3差、同5着マテンロウレオ(今回のハンデ58・5キロ)からは0秒2差しかない。対してリカンカブールは56キロと、斤量面で有利になるのは魅力だ。

 年が明けて5歳となったが、今回がまだ10戦目と伸びしろは大きい。「間隔を詰めて使えるようになったのは成長ですね」とトレーナー。3走前に中山・芝2000で勝利しており、上位争いも十分だ。

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